今回は、米国株に投資するべき理由に関して紹介いたします。
米国株に投資するべき理由【投資対象や老後の資産形成に不安を抱えている方へ】
現在、長期的な資産形成を考えた場合、米国株をメインに投資をするという人が大半かと思いますが、数年前までは米国株は魅力の少ないマイナーな投資対象として見られていました。
この記事では、『なぜ米国株に投資するべきなのか』を分かりやすく解説していきます。
・投資対象として何を選ぶべきなのか迷っている
・株式投資を続けるべきか悩んでいる
・老後のための資産形成に不安を抱えている
なぜ資産形成が必要なのか?
そもそもなぜ長期的な資産形成をしなければならないのかというと、人生100年時代を迎える中で、老後の生活費が足らなくなるという問題を抱えているからです。
ケガや病気の不安もあるかと思いますが、最大の悩みは、老後働くことができない中でお金が足らなくなるという現実です。
一部の大金持ちの方であれば、わざわざ資産運用なんてする必要は無いかもしれませんが、大抵の人たちは年収が数百万円ほどだと思います。
仮に毎月3万円の積立貯金を40年間続けることができたとしても1440万円にしかなりませんから、老後2000万円必要だと言われている現代、貯金だけしていても老後の生活費をまかなうことはできません。
そのため、老後の生活費に困らないように、今から資産形成を始めて、自分が働かなくても自分の代わりにお金を生み出してくれる不労所得を形成する必要があります。
仮に今から毎月3万円を年率5%で40年間、積立投資をして資産形成を行うと、将来4500万円程度の資産を築くことができます。
同じ40年間でも貯金をした場合と資産形成を行った場合では、約3000万円も変わってくるのですから、資産形成をした方が遥かに有利だということがわかると思います。
複利の効果を最大限に活かすため、資産形成は長期投資が基本となる
株式投資における資産形成は、長期投資によって『複利』の効果が働き、指数関数的に資産が増加します。
そのため、資産形成は長期投資を行うことが基本となります。
例えば、毎月3万円を年率5%で40年間、積立投資した場合、最終資産額は4500万円最終利益は3000万円ですが、30年間しか運用しなければ、最終資産額は2500万円、最終利益は1500万円と利益は半減してしまいます。
つまり、『複利』の効果によって、最後の10年間だけで、最初の30年間と同じ利益を生み出してくれるわけです。
資産運用は長期であるほど『複利』の効果が働いて有利であるということが分かるかと思います。
長期的に見ると株式投資は、金や債券、不動産、仮想通貨よりもリターンが高い
長期的な資産形成だったら、金や債券、不動産あるいは仮想通貨でもいいのでは?と思う人もいるかもしれません。
確かに金や債券、不動産、仮想通貨も魅力的ですが、過去の実績を比較すると長期的には、株式が最もリターンが高いことで知られています。
10年、20年の特定の景気局面だけを切り抜けば、株式よりも金や債券の方がパフォーマンスが良い局面もありますが、30年40年と長期で運用した場合、運用期間が長くなれば長くなるほど株式のパフォーマンスが良くなる傾向があるんです。
金や債券、不動産、仮想通貨に投資すること自体を否定はしません。
向こう10年は株式に投資するよりも金や仮想通貨に投資をしたほうが高いパフォーマンスが期待できるという可能性もあります。
しかし、40年50年と長期で見た場合では、株式の方が高いパフォーマンスが期待できるので、長期的な資産形成を前提とすればメインにするべき投資対象は株式になります。
なぜ、株式投資をする場合、日本株や新興国株ではなくて米国株なのかというと、過去の実績が日本株や新興国株よりも遥かに優れているためです。
『米国株=為替リスク』があるから危険という訳ではない
個人投資家の中には米国株は為替リスクがあるから危険だと言っている人もいますが、日本株の場合であっても円安には強い一方で、円高には弱いなどの傾向がありますから日本株だから為替リスクが低いという事はありません。
ちなみに、米国株の配当には、10%の現地課税が課せられることから、米国株は日本株よりも不利である、といった意見もあります。
しかし、米国株と日本株とでは、そもそものパフォーマンスに大きな差があるため、大した影響ではありません。
米国株が成長し続ける理由1【文化の違い】
なぜ米国株は、日本株よりも株価が値上がりしやすいのかというと、株主重視の企業文化があるからです。
例えば、配当を25年以上連続で増配している企業は、米国では100社以上ありますが、日本にはわずか2社しか存在しません。
これはなぜかというと、日本企業は全体的に競争優位性が低く、業績が不安定であることから、安定して配当を支払い続ける能力がないためです。
その一方で、米国企業は全体的に競争優位性が高く、安定した業績が期待できるため、配当を毎年増やし続けることができます。
また、減配は日本企業の間では当たり前のことですが、米国の場合は経営陣が経営に失敗したことと同じ意味で捉えられるため、株価や配当をめぐる経営陣へのプレッシャーは相当なものとなり、そうそう減配されることはありません。
この傾向は pbr (株価純資産倍率)と呼ばれる株価を評価する際の尺度にも表れています。
pbr 1倍割れという言葉を耳にしたことがありますでしょうか?
pbr 1倍割れというのは、その会社の純資産よりも低い価格で会社が評価されているということを表します。
例えば、ある企業が100億円の資金を保有しているのにも関わらず、その会社の時価総額が70億円という評価になっているのです。
pbr1倍割れを起こした場合は、会社をこのまま経営させるよりも、解散させて資金を株主に還元した方が得なため、pbr 1倍割れの会社というのは、株式市場における価値がほとんど無い状態となります。
日本株の場合、pbr 1倍割れの企業や減配する企業が米国株と比べて圧倒的に多いんですが、これは会社は株主のものであるという意識が薄いからです。
日本の場合、多くの経営陣や従業員は『会社は自分たちのもの』と考えていますが、米国の場合、『会社は株主のもの』という意識が強いため、pbr 1倍割れは許されません。
また、減配にならないように日頃から競争優位性を高めて業績を上げることに必死になっています。
その結果、米国株式市場は、長期的に見れば右肩上がりで上昇する傾向が高いのです。
米国株が成長し続ける理由2【失敗を恐れない精神】
米国株が日本株よりも株価が上がりやすい要因として失敗を恐れない精神が社会全体にあることが挙げられます。
米政府は企業に対する姿勢として、新しいことに対して、『まずは挑戦させてみる』という側面が強いです。
しかし、日本では新しいことに挑戦しようとすると、『失敗したらどうするんだ』という否定的な側面が強くそもそも挑戦させてもらえないのです。
挑戦には失敗がつきものであるにも関わらず、その失敗が許されないなら誰も挑戦なんかできるはずがありません。
その結果、日本では米国企業以上の新製品や新技術を生み出すことが困難であり、株価の成長率においても米国株に負けているのです。
私たちの身の回りは米国企業の製品やサービスで溢れている
今やほとんどの人たちが米国企業の製品やサービスを使っています。
私たちが普段使っているyoutubeやtwitter、Instagram、facebook、amazon、netfrix、zoom、テスラといった最新の製品やサービスはすべて米国の会社が生み出したものです。
米国企業は右肩上がりに成長を続けており、これからも米国から付加価値の高い製品やサービスを生み出す企業が誕生する可能性が高いです。
米国企業が新型コロナウィルスワクチンを次々に開発
2020年11月20日、ファイザー・バイオンテック連合が新型コロナワクチンの緊急使用許可をFDAに申請して、その結果が12月上旬にも明らかになります。
仮に承認されれば、12月中旬から下旬にも実用化されますから米国経済が一気に回復するかもしれません。
まとめ
そのとき何に投資をすべきかと言えば、それは株式であり、米国株です。
過去の実績から、株式は債券や不動産よりもパフォーマンスが高く、米国株は日本株や新興国株よりもパフォーマンスが高い傾向にあるためです。
これは、米国の失敗を恐れない精神が、社会全体に広く浸透しているほか、会社は株主のものであるという意識が強いからです。
実際多くの日本人が利用しているiphoneやyoutube、Twitter、Instagram、facebook、amazon、netfrix、テスラといった製品やサービスは、すべて米国企業によるものです。
更に米国には、次世代のGAFAM企業が今もなお成長し続けており、将来的に付加価値の高い製品やサービスを生み出してくれる可能性が高いです。
長期投資をするなら、パフォーマンスの高い米国株をメインに投資すべきだと言えます。
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