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資産運用とは?基本となる考え方や種類・注意点などを紹介

 

湊 ユウイチ
湊 ユウイチ
こんにちは、湊 ユウイチです。
今回は、資産運用の基本となる考え方や種類・注意点などを紹介いたします。

資産運用とは?基本となる考え方や種類・注意点などを紹介

資産運用とは自分の資産を増やすことを目的とした施策のことを言います。

資産運用には、確実に貯めていく『貯蓄』と、リスクを取って資産を増加させる『投資』があります。

 

リスクが無いように思われている『貯蓄』ですが、全くリスクが無いわけではありません。

むしろすべての資産を『貯蓄』に回している人はリスクの高い状態とすら言えます。

それは、物価が世界のインフレと共に上昇していくことによるインフレリスクがあるからです。

例えば、今100円で買えるものは、10年後には150円になっているかもしれません。

言い換えるとお金の価値がそれだけ減ってしまったということになります。

 

あなたが損をしてしまわないように適切に資産運用を行って将来の資産を増やしていきましょう。

 

 

資産運用がなぜ必要なのか?

人生には、結婚、子供の教育、住宅の購入、老後の生活など大金が必要となるライフイベントがたくさんあります。

人生最大の買い物といわれている住宅の購入では大多数の人がローンを組んで購入しているかと思います。

でも、出来ることならローンなど組まずに豊かな生活を送っていきたいですよね?

銀行にお金を預けていても金利は約0.01%しかありません。

資産運用を行っていた場合の年利は平均して3~5%となります。

銀行に預けているのか資産運用を行っているのかで年利が300~500倍も変わってくるのです。

将来的に安定した資産を形成して豊かな生活を送りたいならば資産運用を行わない手はありません。

 

 

資産運用はいつから始めるべきなのか?

結論から言うと、今すぐ始めましょう。

資産運用は早く始めれば始めるほど、低いリスクで資産を増やせる可能性が上がります。

資産運用を始めるのに遅すぎるという事はありません。

この記事を読んで資産運用に対する理解を深めたら、即行動に移しましょう。

 

 

資産運用にはどんな種類があるか

貯金

『貯金』はおそらく最も行っている人が多いのではないでしょうか?

『投資』と違い元本割れを起こす心配が無いというメリットがあります。

 

 

国債

国が発行している債券です。

年利は0.1%程度と正直言って高くはありませんが、国が発行しているため安全性が高いです。

 

 

株式投資

『投資』というと株式投資をイメージされる方が多いのではないかと思います。

株式投資を行うことで『配当金』や『株主優待』を受けることが出来ます。

 

 

『テーマ型投資』

『テーマ型投資』とは、『ゲーム』『AI』『ロボット』など特定テーマの関連株に集中して投資を行うハイリスク・ハイリターンな手法です。

特定テーマに集中して投資を行うという特性上、そのテーマが人気の間は大幅な利益獲得を期待出来ますが、トレンドが去り、人気が無くなると一気に価格が下落するといったリスクもあります。

長期保有を目的としている場合は、ハイリスク・ハイリターンな投資は避けましょう。

 

 

投資信託

投資のプロに運用をおまかせする資産運用方法です。

リスクが少なく、運用コストも低いため、私が初心者に最もおすすめする方法となります。

 

 

アクティブファンド

インデックスファンドよりも高い利益率を目指して運用を行うファンドです。
手数料が高い割に、インデックスファンドよりも高い利益を出せているアクティブファンドはほとんどありませんので、おすすめしません。
 
 

『ターゲットイヤーファンド』

年代別に投資先を変更するファンドです。

年齢が若いうちはリスクの高いファンドに、年齢が高くなるとリスクの低いファンドに変更されます。

これは、『若いうちはリスクが高い商品を運用してもリカバリーするための期間が十分にある』が、『年を取るとリカバリーするための期間が無いため高いリスクは取りづらい』という考えからきています。

しかし、ターゲットイヤーファンドは信託報酬が高い傾向にありますので、長期投資が目的なのであれば、最初からインデックスファンドを選択することをおすすめします。

 

 

『バランス型ファンド』

世界中の資産にバランスよく投資を行う人気の手法になります。

商品にもよりますが、基本的には『不動産』『現金』『株式』の資産三分法に基づいて資産の分配投資を行っている商品が多いです。

バランスよく投資を行うことでリスクヘッジになるため、長期投資におすすめな商品です。

 

 

『毎月分配型ファンド』

投資家から集めたお金の中から毎月一部ずつ売却し、投資家へお金を分配する仕組みです。

毎月の分配金で年金の代わりになるというセールストークで世間に広まった手法となります。

しかし、分配されるお金は投資家から集めたお金から支払われていますので、分配した分ファンドの金額が下がってしまい、複利効果を得ることが出来ません。

また、毎月分配型の商品は内容に偏りが多く、リスクも大きいです。

信託報酬(手数料)も高く、毎月分配型ファンドで利益が出ている商品は少ないため、おすすめしません。

 

 

『ファンドラップ』

複数の投資信託を運用する手法となります。

ファンドラップに関しては、信託報酬の開示義務がなく、手数料が不明であるため、金融庁も指摘をしています。

お金を入れるだけでプロが運用してくれるため、非常に手軽ではあります。

しかし、ファンドラップの手数料と中身の投資信託の手数料と二重に手数料が発生し、信託報酬が高いため、おすすめしません。

 

 

ロボアドバイザー

ロボットに投資の運用をおまかせする手法となります。

お金を入れるだけで自動的にロボットが運用してくれるため、誰でも手軽に資産運用を始めることができます。

ただし、ロボアドバイザーにはアドバイザー自体の『利用料』と投資信託の『手数料』と2つの手数料がかかるため、手数料が高い傾向にあります。

 

 

NISA

株式投資や投資信託において、年間120万円までの配当金や譲渡益が非課税となる制度です。

 

 

つみたてNISA

投資信託において、年間40万円までの配当金や譲渡益が非課税となる制度です。

リスクが低く、長期保有におすすめの手法となります。

 

 

iDeCo

iDeCoは個人型確定拠出年金のことをいいます。

iDeCoで運用した資産は基本的に60歳まで引き出すことが出来ません。

『iDeCoとは?これから資産運用を始める方にiDeCoがおすすめな理由』

上記でiDeCoの詳細を紹介しておりますので参考にしてみてください。

 

 

不動産投資

マンションなど不動産に投資をする資産運用方法となります。

借主が見つかれば定期的な収益を得ることが出来ます。

 

 

J-REIT

J-REIT不動産版の投資信託のようなものです。

投資信託に近しい商品のため、低リスクであると考えられがちですが、株式よりも値動きが激しいハイリスク・ハイリターンな商品となりますので注意しましょう。

 

 

FX

世界の通貨へ投資をする資産運用方法となります。

強制ロスカットなどもあるため、上級者向けの資産運用方法となります。

これからFXを始める初心者のための『FX取引の流れ』を解説

上記でFXの詳細を紹介しておりますので参考にしてみてください。

 

 

資産運用のメリット・デメリット

メリット

資産運用の種類によっては、複利効果で将来的に大幅な利益を期待できます。

『配当金』など働いて稼ぐ以外の不労所得を得ることが出来、リスクヘッジになります。

実際に自分で運用をすることで、世の中の経済状況に敏感になり、違った観点で物事を観察できるようになります。

 

デメリット

資産運用の種類によっては元本割れ(損失)が発生する可能性があります。

 

 

資産運用の初心者が注意すべき事

お金のプロの意見やアドバイスを鵜呑みにしない

世の中には、証券マン、銀行員、生命保険販売員、FP、不動産業者など様々なお金のプロがいます。

あなたがこれから資産運用を始めようと考えたとき、まずはお金のプロに相談しようと考えるかもしれません。

しかし、相談する相手と資産運用の商品を売ってくれる人が同一人物の場合は、話を鵜呑みにしてはいけません。

お金のプロの方たちがなぜあなたの相談に乗ってくれるのか?

利益はどこから発生しているのか?を考えてみてください。

お金のプロの方たちの利益はあなたに紹介した商品の手数料から発生している場合がほとんどです。

あなたに商品を売って手数料を得ることで会社側は儲かり、元本割れのリスクをあなたが取って利益を得る仕組みになっているのです。

 

FP(ファイナンシャルプランナー)などはいかにもお金のプロだというイメージがあるかもしれません。

しかしFPは民間資格なので、プロでなくても資格が取れてしまい人によって知識量のバラつきがあります。

 

繰り返しになりますが、資産運用を行うのならば、相手の意見を鵜呑みにせず、自分の中で整理をして決めるようにしましょう。

相手を安易に信じてしまうと、利回りの低い商品を買わされて、損をしてしまう可能性もあります。

 

資産運用の手続きはネットで行う

ネットは銀行窓口などと違い、人件費がかかっていないため、不要な手数料をカットできます。
また、手数料の高い商品を紹介されるような勧誘も回避できるため、良いことづくめです。

 

資産運用の種類を分散し、定期的にリバランスを行う

定期的に資産運用の種類や金額のリバランスを行い、リスク分散をしましょう。
バランス型の投資信託に関しては、リスクが低いため、万が一失ってもいいという損失許容額の3倍までを運用に回しても問題無いでしょう。

 

資産運用の鉄則

・使う可能性があるお金(流動資金)と 使わないお金を分け資産運用に回せるお金がどのくらいあるのかを把握する

・ハイリスク・ハイリターンな投資は避ける

・手数料・信託料合わせて0.5%以下の運用コストが安い商品を選ぶ

・バランス型のインデックスファンドなどリスクの低い商品を長期保有する

 

 


湊 ユウイチ
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以上で、資産運用の基本となる考え方や種類・注意点などの紹介は終了となります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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