今回は、【投資信託の始め方③】投資信託の選び方に関して紹介いたします。
【投資信託の始め方③】投資信託の選び方を紹介
目論見書と運用報告書の内容を把握する
自分に合った投資信託を選ぶには、各商品の特徴や運用成績などを調べる必要があります。
情報を得るために、まずは『目論見書』と『運用報告書』を確認して、内容を把握しましょう。
『目論見書』と『運用報告書』は販売会社や運用会社のホームページなどで確認することが出来ます。
『運用実績』で過去数年間の基準価額と純資産総額の推移を確認する。
⇒ ベンチマークを上回り、順調に資産が増えているか確認を行う。
『運用報告書』・・・投資信託の運用成績が記載された書類
基準価額
基準価額は、分配金の有無や設定時期によって変化します。
そのため、単純に基準価額だけでその商品が優良かどうかを判断することは出来ませんので、注意してください。
基準価額の計算式
騰落率
狙っている投資信託の基準価額を他の投資信託と比較する場合は、騰落率に注目しましょう。
騰落率の計算式
純資産総額
純資産総額が多い投資信託ほど、十分に分散投資を行うことが出来るため、運用が安定する傾向にあります。
シャープレシオ
シャープレシオが大きいほど、安定した運用によって利益を獲得しているということになります。
リターンとリスクの大きさは、一般的に比例するため、バランスが大切です。
シャープレシオの計算式
トータルリターン
算出方法は、金融機関や評価機関によって少し異なるため、比較する際は注意してください。
トータルリターンの計算式
投資信託の商品選びに迷ったら『インデックス型』から始めるのがおすすめ
インデックス型は、株価指数との連動を目指して運用を行うため、値動きが分かりやすく安定した運用を行うことが出来ます。
信託報酬も安い商品が多く、小額から分散投資も出来るため、最初に選ぶならインデックス型にしておけば問題ありません。
運用してみて、ある程度知識が身についてから、他のタイプの投資を始めてみるといいかもしれません。
『積立投資』なら小額から始められ、コツコツと資産を増やせる
見極めが容易であれば、投資のプロはみんな億万長者になっていることでしょう。
タイミングを見極められずとも安全に運用を行っていく事は可能ですので安心してください。
リスクを減らす方法として、毎月決まった額を購入する『投信積立』という方法があります。
投信積立であれば、購入するタイミングに迷うこともありませんし、リスク分散にもなるため、非常におすすめの投資方法です。
利益が非課税となる、『つみたてNISA』を上手く活用しよう
運用によって得た利益や分配金が非課税となる非常にお得な制度です。
つみたてNISAの対象商品は金融庁の基準を満たした投資信託やETFのみで、ハイリスクな商品は登録されていないため、初心者の方も安心です。
また、つみたてではなく、普通の株式を非課税とする、NISAという制度もあります。
NISAとつみたてNISAは片方しか選ぶことが出来ないのですが、NISA(株式投資)はリスクが高いため、慣れないうちは、つみたてNISAを選ぶことをおすすめします。
『複利効果』を活かすため、『分配金』無しの投資信託がおすすめ
しかし、投資信託の分配金は、運用による利益から支払われているため、分配金が支払われると、分配金分の運用資産が目減りして基準価額が下がるのです。
そのため、利益の再投資が行われずに『複利効果』を得ることが出来ません。
長期運用になればなるほど、『複利効果』の影響は絶大となります。
将来の資産形成を目的として投資信託を行うのならば、分配金無しの商品をおすすめします。
長期投資を目指すなら、『信託報酬(手数料)』が低い商品を選ぶ
運用状況に関わらず、投資信託の保有期間中は払う続けることになります。
長期運用になるほど信託報酬が与えるの影響も大きくなりますので、なるべく安いものを選びましょう。
海外投資は「為替」の影響に注意して運用を行う
もちろん、その逆の場合もありますが、為替変動リスクの影響が大きいということに注意してください。
『損切り』のタイミングを逃さないように、自分の中で金額のルールを決めておく
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