今回は、経済的自立を達成したい人におすすめの本『FIRE 最強の早期リタイア術』【再現性の高い実例】を紹介いたします。
経済的自立を達成したい人におすすめの本『FIRE 最強の早期リタイア術』【再現性の高い実例紹介】
経済的自立を達成して自由な人生を送りたいという人も多いかと思います。
私自身も経済的自立を達成して、自由な人生を送ることを目指しています。
世界中を旅行したり、自分のやりたいことだけをやって暮らしていければ、きっと楽しいに違いありません。
今回は、そんな経済的自立を一般的な年収の方でも達成可能な方法を提唱している『FIRE 最強の早期リタイア術』という本を紹介します。
FIREとは?
皆さんはFIREとは何かご存じでしょうか?
FIREとは『Financial Independence Retire Early』の略で経済的に自立して早期リタイアを図るという意味です。
株の配当金など、不労所得だけで生活が可能な状態を指します。
FIRE 経済的自立を達成するための方法
無駄なお金を使わずに、生活費を抑える
著者は、幼少期に非常に貧乏な生活を送ったことで、「お金へ執着」して生きていくようになります。
セミリタイアを目指すには、いかに支出を抑えて投資へ回せるかが重要であり、「お金への執着」無くしては達成は難しいと言えます。
筆者ほどではありませんが、私自身も幼少期は、お金がほとんど無い環境で育ったため、無駄なお金は一切使わないという考えが染みついていました。
この考え方による影響か、非常に保守的な性格となり、自分で稼げるようになった後は、生活費以外のお金を全て貯蓄や投資に回すといった生活を続けていました。
生まれ育った環境が人間の性格へ与える影響は大きく、たとえ双子であっても、環境が違えば性格も変わると言われています。
逆に言うと、幼少期の生まれ育った環境のおかげで、生活費を極端に抑えて、貯蓄や投資に回しても苦ではない生活が実現できると言えます。
POTスコアという費用対効果の点数を参考にして自分の将来を選択する
著者は、自分の職業を選ぶ際、本当になりたかった小説家の夢を後回しにして、「POTスコア(費用対効果)」の高い職業を選択していました。
自分の将来の夢が無かった場合は別として、自分の夢を後回しにしてまで、費用対効果の高さだけで職業を決めるなんて、なかなか出来ることではありません。
でも実際は、自分の夢を追いかけても、「全然稼げない」とか「イメージと違っていた」なんていう事もありますから、費用対効果で職業を決めるというのは、賢い選択かもしれません。
まずはお金を稼ぐことを優先する
著者は「まずお金を稼いで、経済的に自立出来てから、夢を追いかけるのが良い」と言っています。
確かに、どんなに好きなことであっても、それが仕事となれば「毎月○○円以上稼がないと!」というプレッシャーから、精神的に参ってしまう可能性もあります。
経済的に自立してから夢を追いかければ、稼ぎがいくらであっても気になりませんから、自分の本当にやりたいことを追い求めることが出来ます。
4%ルールの応用『現金クッション』『利回りシールド』
本書籍では、アメリカで有名な『4%ルール』を応用した『現金クッション』『利回りシールド』という方法が紹介されています。
『4%ルール』とは、簡単に言えば、早期リタイアした後に「投資資産の4%ならば、毎年引き出して使っても良い」という理論のことです。
FIREの基盤となる考え方のことであり、年間支出の25倍の金額を貯めれば、早期退職も可能と言われています。
しかし、そんな4%ルールも必ずしも万能とは言えません。
万が一、セミリタイア後に株価の暴落が発生すると、目減りしている資産から生活費を切り崩すことになります。
すると、4%を越える資産の切り崩しが発生し、「4%ルール」の法則が破綻して、不労所得だけでは生活できなくなる可能性が生まれます。
そんな状況に陥らないために、筆者が推奨しているのが「現金クッション」「利回りシールド」という手法です。
この「現金クッション」「利回りシールド」に当てはめて、セミリタイアに必要な資産やリタイア後の立ち回りを検討してみてください。
「現金クッション」は、緊急時に備えて、生活費の数年間分の現金を手元に残しておくことで、4%ルールの資産を崩さずに生活費を賄う方法です。
「利回りシールド」は、一時的に高配当株などの配当利回りが高い商品の保有率を引き上げて、早期リタイア後のキャッシュを確保しておく方法です。
この「現金クッション」と「利回りシールド」を用いて、手元のキャッシュを増やしておくことで、株価の暴落が発生した場合でも、4%以上資産を切り崩さずに耐えることが出来ます。
物価の安い国で暮らして生活費を抑える『地理的アービトラージ』
「地理的アービトラージ」とは、例え年収が200万円などであったとしても、タイなど物価の安い国に移住することで「経済的自立を達成する」という方法です。
日本から、物価の安い国へ移住することで、生活費を半額以下に抑えることが出来ます。
このように、物価の安い国に移住することで、あまり年収の高くない方でも「FIRE」を達成できる可能性が高まります。
これは、比較的物価の高い「日本」に生まれたからこそ、使える方法でもあります。
まとめ
FIRE 経済的自立を達成するための方法
・POTスコアという費用対効果の点数を参考にして自分の将来を選択する
・まずはお金を稼ぐことを優先する
・4%ルールの応用『現金クッション』『利回りシールド』
・物価の安い国で暮らして生活費を抑える『地理的アービトラージ』
一般的な投資の考え方含め、年収が高くない方でも、FIRE達成の可能性を高める方法が記載されており、「投資初心者」や「FIREを目指している方」にお勧めの本です。
FIREを目指していない方も「こんな方法があるんだ」と新しい発見があるかと思います。
他にも、支出を抑える方法、ポートフォリオデザインをはじめ、保険や不動産、FIRE後の生活に関しても記載されているため、ぜひ一度読んでみてください。
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