今回は、債券とは?基本の仕組みと特徴に関して紹介いたします。
債券とは?基本の仕組みと特徴を紹介
資金調達をしようとする発行体(国や地方公共団体)が、投資家からお金を借り入れる際に発行する『借用証書』のようなものです。
公共のものには国が発行する『国際』『公募地方債』などがあり、民間のものには会社が発行する『社債』などがあります。
借用証書と債権が異なるのは『売買が自由に可能』というところです。
債券を購入すると、予め決められた利子が受け取れ、償還日(期日)になればお金が返ってきます。
債券投資 株式と社債の違い
会社の資金調達方法の一種で、自由に売買が可能と聞くと、社債と株式との違いが分からない人も多いかと思います。
株式
株式は、そもそも会社から『うちの将来に期待して、お金を投資して欲しい』という要望に応じて投資するものです。
そのため、投資家から集めたお金を返す必要はありません。
会社が倒産すれば、投資したお金が返ってこない場合もあります。
社債
社債は、あくまでも投資家が会社に対してお金を貸しているだけなので、期日になれば貸したお金は全額返却されます。
そして満期までの期間に応じた利子を受け取ることが出来ます。
知っておきたい債券の特徴
償還までの期間が長ければ長いほど利回りが高く設定されます。
一般的な債券では、発行時に購入したものを無事に償還まで保有していれば、買った分の金額が返ってきますが、途中で売買を行った場合は、時価となり元本割れを起こす可能性があります。
個人が利用しやすい個人向け国債
債券投資はここに注意
高金利な新興国通貨の債券や、条件な債券は避けましょう。
個人向け国債には『3年固定金利』『5年固定金利』『10年変動金利』の3種類があります。
購入から1年経過すると途中換金が出来るようになります。
ペナルティとして直近2回分の利息が引かれますが、1年間保有していることで、2回分の利息をもらって帳消しとなり、元本割れは起こりません。
個人向け国債は安全率が高い反面、リターンは期待できない
安全性が高く、最低1万円から購入可能なため、利用しやすい点が魅力です。
安全性を重要視して、手堅く投資を行いたい場合には、おすすめの商品となります。
ただし、個人向け国債の金利は、市場金利がベースになっていますので、低水準が続く現在の金利環境では、正直言って魅力のある商品とは言えません。
元本割れは必ず避けて投資を行いたい場合のみ、個人向け国債を選択することをおすすめします。
個人向け国債を利用する場合は、将来的な金利上昇のチャンスを見込める『変動金利10年』のタイプを選びましょう。
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